秋の東京競馬を代表する一戦「天皇賞秋(GⅠ)」。
東京芝2000mという舞台は、瞬発力と持続力のバランスが問われる中距離戦であり、毎年多くのトップホースが集います。
歴史的にも、キタサンブラック、アーモンドアイ、エフフォーリア、イクイノックスといった名馬が栄冠を手にしてきました。
このレースを語る上で欠かせないのが、「血統傾向」です。
東京芝2000mは「瞬発力×スピードの持続性」を要求するコースであり、血統のタイプが勝敗を大きく左右します。
過去10年データ分析:父系統別の成績傾向
下記は、過去10年(2015〜2024年)の天皇賞秋における父系統別成績の傾向をまとめたものです。


日本競馬の主流血統になっているサンデーサイレンス系やKingmambo系そしてロベルト系が多くなっています。
ディープインパクト系は1着はないものの2着までは多く入っています。
母父の傾向分析
下記は、過去10年(2015〜2024年)の天皇賞秋における母父統別成績の傾向をまとめたものです。

母父の系統としては、サンデーサイレンス系が多いですが、頭数が多い分回収率としての成績は良くないです。
父系にKingmambo系が多くなっているため、母父にはあまり見かけません。
大きな傾向はないですが、Vice Regent系(クロフネやフレンチデピュティなど)は頭数が多い割に勝てていません。
2025年天皇賞(秋)出走予定馬の血統チェック

父系はディープインパクト系などのサンデーサイレンス系とKingmambo系が多いです。
そのほかの系統はシランケドがDanzig系、タスティエーラがノーザンダンサー系、ホウオウビスケットがVice Regent系になっています。
すべて過去10年では勝ちのない系統です。
母父としては、サンデーサイレンス系が多くなっています。その中でもディープインパクト系は相性が良くないです。
サンデーサイレンス系の中でもハーツクライ系がよい傾向といえます。
天皇賞秋2025 血統総まとめ|今年の注目馬は?
血統面からみる相性の良さは、ミュージアムマイルとロードデルレイです。
どちらも父はKingmambo系、母父はハーツクライ系となっています。
ほかにも去年2着だったタスティエーラはノーザンダンサー系とサンデーサイレンス系となっており、相性が良いです。

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